【命を吹き込む】久保田スラッガーの軟式:硬式グラブ:ミット型付けのこだわり
一生の相棒は、あなたの手で
「育てる」もの。
久保田スラッガー「湯もみ型付け」の
流儀と哲学。
真新しいカチカチの久保田スラッガー。
手に入れたその瞬間は、まだ「完成」ではありません。
「手が入らない」「硬すぎる」。
新品のスラッガーを手にした多くの方が、そう感じます。
しかし、それこそがスラッガーの証。
あなたの手にピタリと寄り添う、究極のフィット感を生み出すための「余白」なのです。
革に命を吹き込み、あなたの手に吸い付くようなフィット感を生み出す儀式。
それが「湯もみ型付け」です。
ただお湯に浸けているだけではありません。
グラブとの対話、そしてプレイヤーとの二人三脚で作り上げる、
泥臭くも奥深きスラッガーの世界へようこそ。

其の一:なぜスラッガーは「手が入らない」のか?
■ 答えは「手の延長線上」にある
大手メーカーのグラブの多くは、店頭に並んだ時点で手入れが良く、完成形が想像しやすいように作られています。「ここでボールを捕ればいい」という設計図が最初からある、いわば「網のような道具」です。
対してスラッガーは、「手の延長線上の道具」として設計されています。新品の状態であえて手入れをきつくしているのは、型付けを通して「あなただけの手の形」にグラブを合わせ込んでいくためです。
バラバラのパーツを縫い合わせた新品のグラブを、お湯に浸し、揉み込み、叩き、関節の動きや手のひらのしわ、握り方の癖までを一つひとつグラブに記憶させていく。この途方もない手間暇を経て初めて、スラッガーは真の完成へと向かいます。

其の二:湯もみ型付け、3つの流儀
スラッガーの型付けは、単に柔らかくする作業ではありません。職人の眼と手が、グラブのポテンシャルを極限まで引き出します。
① 個体差を見抜く「眼」と「手」
同じ品番でも、革の張り、厚み、繊維の方向は一つひとつ異なります。職人はその微細な「個体差」を指先で感じ取ります。「どうやったらこのグラブが最も活きるのか」。その答えは、マニュアルにはありません。
② 熱湯の中での「対話」と「メリハリ」
芯を残すべき「硬いところ」と、自在に動かすべき「柔らかいところ」のメリハリを確実につけていきます。このメリハリこそが、「捕ってから速く投げる」というスラッガー最大の武器を生み出します。
③ プレイヤーとの「二人三脚」
お客様の細かな要望をヒアリングし、そのイメージに完全に合わせていく。型付けは、お客様と共に行う「二人三脚」なのです。


其の三:プロの現場が証明する「実戦で戦える型」
なぜ、多くのプロ野球選手がスラッガーを愛用するのでしょうか。それは、彼らが求めるのが「綺麗なグラブ」ではなく、「どんなイレギュラーにも対応し、一瞬の握り替えを可能にするグラブ」だからです。
■ 状況に応じた「ミリ単位の調整」
プロの世界、特に土のグラウンドではボールの軌道が不規則になります。バウンドが変わった瞬間、咄嗟にグラブを出して対応できるか。その一瞬の反応を可能にするために、プロ選手は「自分の意のままに動く、様々な使い方ができる型」を求めます。
スラッガーの湯もみ型付けは、こうしたプロのシビアな要求にも、ミリ単位の調整で応えることができるのです。
よくあるご質問
お湯につけて、革は傷みませんか?
人差し指は出した方がいいですか?
自分で型付け(セルフ型付け)はできますか?

道太(どーた)
野球専門店 Baseball Studio Taguchi(兵庫県丹波市)
日々、マニアックな野球用具と向き合い、グラウンドで戦う選手たちのために「自慢の湯もみ型付け」を行っています。
私たちが目指すのは、「飾っておきたくなる綺麗なグラブ」を作ることではありません。
「このグラブを使って、守備が上手くなった」「今までよりも速く、正確に投げられるようになった」
グラウンドで泥だらけになりながら、自信に満ちたプレーを見せてくれる選手たちの姿。それこそが、私たちの喜びであり、ゴールです。
一度あなたの手に馴染んだスラッガーは、使い込むほどに味が出る、他のどのグラブにも代えがたい唯一無二の「最高の相棒」になります。あなたの野球人生を共に戦い、育てる魂の込もったグラブを、私たちが責任を持ってお仕立ていたします。
